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2019/04/01

透明が標準

新元号「令和」が発表されました。(漢字変換がすぐできないですね)
あまり元号は関係ない生活ですが、
先月更新した免許の有効期限が「平成36年」だったので、これはどうなるんだろう?

(どうして無いとわかっているのに平気で書くのかお役所の考えはわかりません)
 
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うちでは、何年も前から在来種の「ヒメアマガエル」のおたまじゃくしを
近所の水たまりからすくって育てているのですが(そのままだとすぐ干上がるので)
先日、地元新聞に観光客の人からの情報として

「透明おたまじゃくし発見!突然変異か?!アルビノか?!」

と写真付きで掲載されました。
さすがに地元新聞でそれはないなあ、と思って電話しました。
「突然変異ではありません。それが普通。今もうちに100匹以上います」と😃
  
外来種によって数が減っている在来種
石垣でも市街地には、カエルもいないのでしょうか?
そうかもしれません。個人の庭以外は、ほとんど舗装されてますから。
 

毎年何百匹かのおたまじゃくしをすくってきますが
そのうちカエルになって、独立していくのは1割ぐらい。

実はカエルはエリート中のエリートなのです。

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足が出てくるのが半分もいません。
何ヶ月たっても、おたまじゃくしのまま、変化せずにいるのがほとんどです。
 
考えてみれば、エラ呼吸から肺呼吸に変わるなんて
内臓の仕組みを作り替えるわけですから大変なことです。
しかも、カエルになる時は茶色になってます。
透明ではありません。
形も色も内臓も変えるなんてすごいエネルギーが必要でしょうね。
途中で死んでしまうのも多いです。
カエルになる直前、直後に死ぬのも多い。

カエルがピョンピョン跳んでいたら、「これはすごい優秀な立派な個体だ」と感動してもおかしくない確率。
そんなことを、オタマジャクシを育てて知りました。

 

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コメント

いいオタマですね~。両生類の幼生は、せまい水たまりのなかで一気に孵化して、なかにすごい大きくなるやつが現れ、小さいのを飲みこんで更に大きくなったりすることもあるんですよ。共食いモルフで検索すると興味深いことが出てきます。(ちょっと大きいくらいなのに小さいのを飲みこんで詰まって死ぬやつもいる。動くものに反射的にくらいつくのです)

投稿: cuora | 2019/04/02 09:52

>cuoraさん
小さくてかわいい、いいオタマですよ〜
これは共食いしないです。見たことない。
肉食ですが、ボウフラも食べてくれない。
小さいのは何ヶ月も小さいままいます。
死んだのもそのまま。
ドッグフードで育ててます。

投稿: 藍mi-goro | 2019/04/02 18:30

「じーまみー」も「ゆっかぬひー」も漢字で書けばすぐ分かるのにと常々思っていたので、反対のことを言う中西進の新潮文庫「ひらがなでよめばわかる日本語」を偶然読んだところです。
新元号の提案者だと新聞が報じるこの大家によれば、おタマを水たまりから「掬う」ことは「救う」と同じなんだと言います。
バナナの房の影にでっかいアマガエルがいるんですが、すの透明おタマは茶色に成長するんですか?

投稿: oga | 2019/04/04 07:23

>ogaさん
「「じーまみー」も「ゆっかぬひー」も漢字で書けばすぐ分かるのに」
私もそう思いました!!
「あっ、そういうことか!」と気付くまで時間がかかりましたよ。
この透明おたまは、小指の爪程の茶色のカエルになります。
日本で一番小さい種類だそうです。

投稿: 藍mi-goro | 2019/04/04 17:44

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