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2016/12/31

大晦日に思う

北では、プーチン訪日の一月前、11月にロシア軍が国後、択捉島に最新のミサイル配備したとの報道があり、2009年時点で、一万人のロシア人が住んでいる。
「我が国固有の領土」と国内向けに言う度に、状況が悪くなっているようだ。

南の尖閣でも「我が国固有の領土」と国内向けに言う度に、中国との状況が悪くなっている。
ニュースの中でも、特に中国に対する感情は悪くなっている。
外務省国際情報局長(防衛大学教授でもあった)だった孫崎亨さん
平成26年8月6日に、石垣島で行われた講演で
石原元都知事の「買います」発言以前の「日中で領有権を棚上げ」状態にすることを、再三推奨していた。
聴衆からの質問「先島防衛は可能か?」に
1,200kmに及ぶ島嶼の「軍事力による防衛は不可能」と答えていた。

先に述べた北の問題、そして尖閣の問題も、国内向けの発言ばかり聞くのではなく、今、私達に必要なのは、他者感覚を持つことだと思う。
北方領土、尖閣について、ロシアは中国は、その他の国はどう考えているのかを知ること。

日米安保5条で尖閣も対象と、米国大統領が言っても、次のハードル米国議会が自国の軍人が、極東の小さな島のために犠牲になることを承諾するとは思えない。
トム・クルーズの映画「MI」で "alliance is profit" という台詞があった。
アメリカにとって「同盟国」とは「利益」である。
石垣島に軍事基地を持てば、小さなミスで衝突が起こり、戦争になる可能性が生じる。
その時、例えば「1万人死んだから止めましょう」とはならない。
戦争になれば、沖縄・九州だけで終わるものではない。

映画「シン・ゴジラ」で「核が最高の抑止力」という台詞があった。
私は日本が核武装することには大反対だが
例えば、北朝鮮を攻撃しても、北朝鮮は核で仕返しするだろう。
次もその次も、核で反撃できる。
こうなると日本が「抑止力」という言葉で表す力は意味を持たない。
安易に抑止力という言葉で有意義に思わせるのは考え直すべき、とおっしゃる方がいる。
詳しくは、元外務省の浅井基文さんのブログ「21世紀の日本と国際社会」2015.8.29の記事に。

石垣島では、市長により、自衛隊配備受入が表明された。

12311 しかし、石垣島への、何百人規模の自衛隊配備が真の抑止力になるとは思えない。
しかも、1970年代後半に自衛隊の基地は米軍が自由に使えることになっているようだ。
自衛隊も1機3000億とも4000億ともいう、とんでもない値段でオスプレイを購入するしね。
自衛隊基地あるところ、どこでもオスプレイが飛んでくることだろう。

軍事力に頼らず、現行憲法を守り、真の国際感覚を持って、
外交でもめ事を解決するのが、真の抑止力ではないだろうか。

                by 藍ゆうゆう   

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