会うは別れの始め
たった1週間でしたが、いきなりピタッとなついて
とってもかわいかった「小次郎」 ほとんど吠えないし、小さくて、人が大好きで
そりゃもうかわいい。
ソファとお布団に、くっさいオシッコしたけど。
ケンと同じぐらいの大きさで、一応遠慮気味ではあったけど
ケンと同じくマーキング大好きで、割り込んでくるので、
ケンの機嫌もだんだん
ふてた暗い表情ばかりになっちゃいました。
夜は、小次郎は玄関に繋いで寝てもらって
ケン達のしばしの休息。
アミの部屋(?)におしかけて、ベロベロキスしまくり
プロレスしかけまくり
あげくに
みなみのお尻まで追いかけ始めました。
最初の三日間は、みなみのこと怖がって、
みなみが近づくとうなったりしてたのに
急に態度が変わりました。
見かけによらずお調子者の小次郎君でした。
「月曜には出発だからね。新しいおうちで家族が待ってるよ」
と話しかけ、当日使うキャリーを置いておくと
だんだん心配顔になっちゃいました。
頭のイイ子だから、別れをさっしたのでしょう。
せっかくがんばって、このうちに慣れたのに、また移動です。
でも、「今度は最後のおうちだから!楽しみだね」
出発する時、見送るケンとアミに、車からキャンキャンと鳴きました。
これまでたくさんの犬を送り出しましたが、
鳴いた(泣いた)犬は多分初めてです。
私も、久々に、ちょっと感傷的になっちゃいました。
めでたい旅立ちなのに。
前に出てこようと顔出す小次郎を左手でなでてやりながら
「大丈夫だから。心配しないで」とつぶやいていると
ラジオからブルーハーツの「人にやさしく」が突然かかりました。
僕が言ってやる でっかい声で言ってやる
ガンバレって言ってやる
聞こえるかい ガンバレ!!!
いっしょに大声で「ガンバレー!!」て何度も叫んでたら
私のムダな感傷も消えて
小次郎もちょっと表情が良くなって
自信を持って、明るく、新しい家族の元に送り出すことができました。
もちろん、無事に到着して
もうすっかり新しいおうちでくつろいでますよ。
たった1枚の写真で、この犬を迎えようと決めてくださった
すばらしいご家族です。
小次郎の到着を待ちかねていらっしゃいました。
間違いなく、愛し愛され犬に1日でなれる子です。
小次郎、もうがんばらなくてもいいからね。
ありのままのあなたで大丈夫。
布団にオシッコはしちゃダメだよ。
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