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2016/06/23

慰霊の日

今年も慰霊の日がやってきました。

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たいてい、これでもか!というぐらいの青空と暑さ。
71年前も、こんな暑さの中を人々が逃げ惑い、
風も吹かない洞窟の奥に隠れていたのかと思うと、
それだけでも息が詰まりそうになります。

「地位協定」という、幕末の不平等条約のような
治外法権を認める決まり。
明治政府は懸命に外交を行い、平等なものにするよう努力しました。
今、沖縄は、そんな明治政府ができたことを
平成の政府に、なんとかしてほしいと要求しています。

しかし、内地の良心的な人からでさえ
「アメリカ人にもいい人はいる」
「日本人でも事件は起こす」とか
とんちんかんな話が聞こえてきます。

そんなことは、沖縄の人は、何十倍もよく知っています。
こちらで驚いたのは、アメリカ人と結婚している人の多さです。
沖縄の多くの家庭に、アメリカ人の家族がいるのです。
地域の祭を、アメリカ人も参加して行っているところも多い。
普通にアメリカ人が、いつもそこにいる生活をしているのが沖縄本島。
だから、アメリカ人だというだけで、差別したりする人はむしろ少ないでしょう。

戦後、あまりにも、事故や事件で米兵に殺され、傷つけられ、
その犯人が地位協定の元に、罰せられることなくアメリカに帰ってしまった、何の補償も受けられなかった、という話が多すぎるのです。
だから、新たな事件事故が起こる度に、地位協定の改定を求めるのです。
今回の事件が最初ではないのです。
ただ、最新なだけ。

いや、最新ですらない。
その後も、米兵・軍属による飲酒運転による事故があいついでます。
そこんとこはわかっていただきたいのです。

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