友を想う
去年のことですが、
40年来の友人が福島から奥さんと一緒に来てくれました。
「重いから先に送る」とたくさんのお土産が先に届きました。
米、柿、リンゴ、酒
酒以外は全部自家製。
それぞれ、作り手の人柄そのままに美味しく、ごちそうになりました。
福島の農産物、さくらんぼ、りんご、梨、何でもおいしいのですが
今一歩アピールしないのは
「食べればわかる」「呑めばわかる」という
昔ながらの県民性でしょうか。
そんな友人は、4人の子供を育てながら脱サラして
実家の農家を継ぎ、少しでも農薬を減らそう、
より良いものを作ろうと、長年苦労を重ねてきました。
そして子供達も成人してそれぞれの家庭を持ち
夫婦でマイペースで農業を楽しもうとしていた矢先の大震災
そして原発事故。
避難した親を助けながら、自分達の家を直し、
小さな孫達の健康を心配し
そして農業をするには
除染、残留放射脳検査などなど、脱農薬以上の更なる手間・労働力・経費がかかり、大変なことになってます。
それでも、苦労の甲斐あって、生産物は安全なものとなり
昔と変わらずおいしく食べられるようになっています。
せっかく東北から石垣島まで来てくれたのに
あいにくの曇り空と寒さで残念。
それでも屈託無く、笑う二人に感謝。
福島を想い、福島を忘れない。
そんな年です。今年も。
byゆうゆう
| 固定リンク
« いけばなスピーカー | トップページ | 海バラス »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
その人、その人の想いは、深くて大き過ぎて、、、
でも、針が3時を回った頃、ゾグゾグしました。
上手くは言えませんが、、、
忘れない、、、、忘れない、、、、忘れられ、、、ない
投稿: KAEL | 2016/03/12 13:35
>KAELさん
ほんとうに言葉に尽くせない想いが、
一人一人にあるんですよね。。。
投稿: 藍mi-goro | 2016/03/12 20:13