犬の穴は犬が埋める
今日はナツの命日。
そしてみーやとお別れの日。
幸せになってね〜〜〜!
きのうから、気持ちがふさいでしょうがありませんでした。
考えたら、去年の今頃、染之助を送り出した時も、
よかったという安堵の気持ちと共に、
あんなカワイイ子を手放す悲しさ寂しさは確実にあったはず。
でも、去年のブログには、そんなことは書いてないし
記憶がはっきりあるわけでもない。
つまり、一時的に寂しくても、すぐに新しい子が来るから
忘れてしまうんだ!
それぞれの犬の可愛かったことだけを覚えていて
つらかったり、大変だったことは忘れてしまう。
これも、ひとえに、新しい犬が次々と来てくれるからです。
2004年にナツがふらふら歩いているのを見つけた時
かねてから、みなみが死んでしまうことを想像するだけで
泣いていた私は、「これだ!」と思った。
たとえ、みなみが死んでしまっても、他の犬がいれば生きていけるんではないか、と。
更に似てれば言う事ない。
実際に飼い出すと、外見はみなみに似ていても
性格など、まるで違っていた。
おまけに、まさか、そのナツが先に死んでしまうことになるとは・・・
でも、ナツを喪った大きな大きな心の穴は
みなみとケンや、やがてやってきた
たくさんの犬達がコツコツと埋めてくれました。
ナツ型の穴を、他の犬がすっぽり埋めることはできない。
でも、それぞれの形で、大きな穴を少しずつ埋めていってくれるんです。
今、うちにはナオがいます。
↑これはうちに来て数ヶ月後のナツ
ナオの方が背が高いけれど、
体の大きさというか、手を回した時の感触が
ナツと同じになってきました。
ナオの体に手を回していると、時々勝手に涙がでます。
ナオをナツの身代わりにしてはいけないことは、よく承知しています。
でも、こんなに似ていると、どうしても重なってしまいます。
ナオをいつでも里親募集中に出した後
立て続けに「死んだ子にそっくりで・・・」という問い合わせが来ました。
なんという偶然というか符合でしょうか?
私達が悪いんです。
ナオをナツに重ねてしまう自分達が、同様の人を招いてしまうのかもしれません。
もちろん、それでもいいんです。
欠点の一つや二つや三つや四つは、「死んだ子に似てる」でカバーできちゃうんですから。
おまけに、確実に癒される部分はあります。
でも、いっしょにいる時間が長くなると、
似た外見よりも、違う内面のほうが大きくなります。
どんなに姿形が似ていても、当然のことながら、違う犬なんです。
みなみにそっくりと思ったナツが、みなみとは全然違う犬だったように。
ナツを忘れることはないし、ナツの笑顔はナツだけのもの。
でもねえ、ナツ、
ナツがいない寂しさは、みんなが埋めてくれてるから
安心してね。
それにしても、ナツは、全身漆黒だったなあ。
美しかった。
本当の黒犬だった。
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コメント
今日がナツちゃんの命日なのですね。
毎年ブログで、ああそうだと。
私も今回さくらを受け入れましたが、人もワンも寿命はわかりませんからね・・・
華が5歳の頃捨て犬が居てて自分が飼えない(華さんその頃もまだまだぶっとびで)実家で飼ってもらった仔が2年前に癌で亡くなってしまって。実家には華より一つ年下の先住犬がいます。
母は私が連れて行った仔が未だに忘れられずにいます。先住犬より若かったのにと・・・
投稿: はな | 2014/09/29 20:09
私も代々の「新しい犬」の素晴らしいペットロスカウンセラー達に助けられてきました。でも前の犬も忘れるわけじゃないんだよな~、ただ思い出すのが辛い部分だけ上手に癒してくれる凄腕のカウンセラーだ。
投稿: cuora | 2014/09/30 09:31
>はなさん
「人もワンも寿命はわかりませんからね」まったくそうですね。
若く死んだ子は、よけいあきらめがつかないというか
引きずってしまいますね。
>cuoraさん
「思い出すのが辛い部分だけ上手に癒してくれる凄腕のカウンセラー」
まったくそのとおりです。
ペットロスには新ペット!これ鉄則ですよね。
投稿: 藍mi-goro | 2014/09/30 20:49