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2014/05/23

とある本島北部の風景

私は沖縄本島はあまり行ったことがなく
北部は市バスで名護までグルッとまわっただけで
未だに美ら海水族館にも行ったことがない有様。

3月にアキ(はる)を瀬底島へ連れて行った時

(はるの現在の幸せそうな様子はこちらのブログでご覧ください。すてきな手作りアクセサリーも紹介

私のイメージにある沖縄北部らしい風景を見ました。

05230 家屋の防風林としてのフクギがしっかり残って機能しています。
随分高い。長くここにあるんでしょう。

05231 手入れも大変でしょうね。

05234 屋根のしっくいを塗り替えたばかりのお家も!
強そうなシーサーがふんばってます。

その一方、

05232 集落の中の空き家というか廃屋の多いこと。

05233 昔ながらの、母屋と家畜小屋、給水タンクのある沖縄らしい家。

廃屋と言っても、誰も手入れしなかったら、
とっくに雑草ジャングル化しているはずなので、
誰かが年に数度は来ているんだろうと思います。

北部は、1972年に沖縄が日本復帰して、海洋博ブームにわきました。
おそらく開発や観光ブームがおこり
たくさんのホテルや施設も乱立したでしょう。
その後は、やはり斜陽の時代が来ます。
働く場所を求めて、若い人達は都会へ出てしまいます。
そして、時が経ち、誰も住まない家だけが残ってしまう。
でも、土地も家も手放してないんですよね。
大変だと思うんですが、手入れのために誰かが世話をしている。

先日、近所の人から聞いた話。
沖縄南部にある実家を、ご両親が亡くなってから、
誰も住まないけど、そのまま置いてあると言ってました。
本島に住むご家族が、お盆と正月には家を開けてやるべきことをやってくると。
そのために、何十年も固定資産税を払っている。
それがものすごく大変、と。

たとえ裕福でなくても、売り払わないで、
家(=仏壇)を守っていく。

私が見た瀬底島の風景も、そういうことだったのかもしれません。
空き家でも廃屋でもない。
その家の縁者達が守り続けて行くなにかがそこにある。
すごいなあ、と思いました。
私にはマネできないだろうなあ、と

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