キビ畑の毒エサ
石垣島犬暮らしで、最も気をつけないといけないのは
実はサトウキビ畑です。
サトウキビはほぼ2年かかって実ります。
これが実って収穫待ち状態。
サトウキビは苗から1年半ほどかけて2mの高さまで育ちます。
その間、農家の人は雑草を抜き、猪やネズミにキビを囓られないようにしないといけません。
キビが1mぐらいになると、殺鼠剤がまかれます。
これはネズミが食べるとコロリと死んじゃう毒エサ。
ネズミがコロリなので、犬や猫が食べても多くの場合やられる(量にもよる)。
キビ畑のあるところで犬を放して、犬が畑に入り死んでしまう。
毎年その話をいくつも聞きます(猫も)![]()
新聞に農協が「殺鼠剤助成」の記事が出たら要注意
。
ネズミが食べるような味なので、同じほ乳類にもアピールするのでしょうか。
先日も散歩していたら
袋が置いてあります。
必ず近寄ってチェック。
出た
殺鼠剤!
もう絶対、ここに犬を入れてはいけません。
うちの近所の農家さん達は、何かまいた後は、こうして警告がわりに袋を目立つように置いてくれます。
本当に助かります。ありがたい
。
明らかに人間用警告でなく(拾って食べる人いないもんね)、散歩犬対象の警告ですよね。
この袋の周りにも落ちている可能性もありますから、気をつけないと。
歩いて行くと離れた所にもう一つ!
みなみはまったく袋に反応しなかったので、それを確認してこんな写真撮りました。
もし薬剤が残っていたら、ニオイに反応するかもしれません。
拾い食いする犬なら、更に要注意です。
(ケンとアキだったら絶対袋には近づけない
!)
更に、キビ畑は今ではキジの住処となっており、鳥に反応する犬達は
ガサガサという音に興奮して、キビ畑に何度も突撃しようとします。
うちではアキが一番危ない。
そんな訳で、犬を放さないのはもちろんですが
脱走も要注意。
(大丈夫と油断する頃にやられる確率高しだから)
こういう薬が広く使われると、ネズミは減るけど
ネズミを餌とするカンムリワシの餌が減ります。
雉やクジャクに餌を取られてばかりなのに、その餌自体が減っている状態。
人間と野生動物の共生は、なかなか難しい。
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コメント
わかりやすく空袋を置いてくれるのはありがたいですね。
タルトの同胎犬は、田舎のお屋敷にもらわれ
野山を庭としのびのび育っていたのですが、
ある日納屋の中に置いてあった殺鼠剤を食べて死んでしまったのです。
民家近くの山を散歩するので、うちも気をつけなければいけないんです。
投稿: ぱんだんて | 2014/01/14 23:40
>ぱんだんてさん

納屋や倉庫も要注意ですね。
田舎暮らしはのびのびとできるけど、やはり注意点もありますから
飼い主が知っておかないといけないですよね。
投稿: 藍mi-goro | 2014/01/15 12:16