宇宙生命は？

今日は講演会に行って来ました。
なかなか魅惑的タイトル。
講師の渡部先生は、TV出演も多いらしく、とても話し慣れていて
いきなり

渡部潤一（わたなべじゅんいち）VS渡辺淳一（わたなべじゅんいち）
「読みは同じでも違います。」と始まり
天文学者VS文学者、「天のついているほうがえらい！」とか
大笑いでつかみもOK。

そこから専門的なお話をとてもわかりやすく説明。
私達の体を作る成分はすべて星が起源。
だから生命の材料は、宇宙のどこにでもある。
水も何らかの形で、宇宙のあちこちにある。
地球型惑星も銀河系だけでも1億個はある。

天秤座に有力な星があるらしいですよ。

しかし、天文学というのは、まさに天文学的数字を扱うわけで
「オリオン座のベテルギウスはもうすぐ爆発します」
聴衆「＼(◎o◎)／もうすぐ？」
「あっ、もうすぐって言っても1〜2万年先ですよ」
聴衆「へっ？？」
「人間の寿命で言うと3日ぐらいです。あと3日で死ぬって言ったらもうすぐでしょ？」

この前の金環日食は石垣島では見られなくて、次の金環食(北海道）も、その次の金環食(中部地方）も石垣島では見られないそうです。
その代わり
「調べてみたら、すごいこと発見しました。もうちょっと後で石垣島は日食フィーバーですよ！」
それが2215年。今から200年後の話でした。

カール・セーガンの「コンタクト」を読んで以来
気になっている「SETI（地球外知的生命体探査）」の話も出ました。
こちらから電波でメッセージを出しても、返事が来るのは4万年以上先とか。
「問題は4万年先に、そういうメッセージを出したことを覚えているかどうかです」(爆笑）

終始笑いのたえない、楽しい講演でした。

石垣島には立派な天文台もあるし、
何より星空がすごくきれいに見える場所なので
もっともっと天文に親しめたらいいな、と思います。