やしみ死す
6年前に交通事故に遭い、幸い怪我から回復して村の学校で放鳥されたカンムリワシ「やしみ」。
以来、学校を中心に元気に暮らしていました。
鳥のことにはまるで詳しくない私ができる唯一のカンムリワシ活動は
近所にいるやしみの無事を確認することでした。
校庭の遊具の上が最近のお気に入りポジション。
校庭で遊ぶ子供達を見守るように、長時間そこにいました。
つい十日前にも、そういう姿を見たばかり。
でも今朝早く、路上で死んでいるのを発見しました。
まだ温かかったです。
場所的には交通事故のようですが(前に事故にあったのもこの辺)
外傷も出血も、羽根が散乱していることもなく、無傷でした。
なので、まだ死因はわかりません。
今後調査が行われます。
カンムリワシはあまりに数が少ないので、死体も回収して研究調査に回されます。
こんな近くで、やしみを見るのは最初で最後。
頭をなでてやりました。
カンムリワシを見分けるのは難しいけれど
やしみだけは、顔を見たらわかるようになってました。
カンムリワシの中でも美人のほうでした。
子供達に「カンムリワシはどれぐらい生きるの?」と質問されたとき
「それはこれからやしみが教えてくれるんだよ」と答えました。
同じ個体を継続観察しないとわからないからです。
でも、6年+αで終わってしまいました。
残念です。
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今年のわんわんclubカレンダーの
今日はナツの日です。
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コメント
めったに「ブログ広場」は見ませんが「わし」の写真が目に付き、開いてみたら「やしみ」君?の遭難死の記事でした。
生徒達も悲しんだ事でしょう。
石垣島までは行けませんがきれいな空と海と森があり、すばらしいところでしょうね。
投稿: 谷口敬介 | 2012/12/23 22:29
>谷口敬介さん
コメントありがとうございます。
谷口さんは鳥のブログをやってらっしゃるんですね。
見ていただいてうれしいです。
カンムリワシは絶滅危惧種で、こうやって人間のせいで死んでしまうのが、本当に残念です。
石垣は海と山が近いので、変化に富んだ景色があり、美しい島ですよ。
投稿: 藍mi-goro | 2012/12/24 20:30