60周年祝賀行事
私達が住んでいる村は、戦後米軍に土地を取られた沖縄本島の人々が
新しい農地を求めて、開拓移民として入植して、一から築き上げられました。
電気水道もなく、道すらない土地を、人の手で木を切り倒し、岩を掘り起こし、
畑を作り、家を建て、学校を建て、力を合わせてすべてを作り上げた村です。
そんな入植から60年経ち、日曜日にその記念行事が開催されました。
夏はうちにとっては唯一の繁忙期なので、
残念ながら踊りの練習に参加できず、余興出演はできませんでした。
村の人達は、数日前から会場準備、踊りの練習などを進めてきました。
10年前の行事の録画を見ながら、男性達が一生懸命練習した棒術。
前日も真っ暗な中で遅くまで練習していました。
棒術の効果音も男性達が太鼓や銅鑼代わりの鍋を叩いてはやします。
私は当日の午前中から手伝いに行きました。
炎天下で、薪炊きで、この日のメイン料理調理中。
この村で、こういう料理担当は男性連。
80人分の豚汁を作るシンメー鍋。
二回りぐらい小さい鍋では、同じく豚がゆであがってます。
私に与えられた仕事は、これらの脂とアクをひたすら取ること。
日射しと薪の熱で、ものすごく暑い!
煙で目が痛い痛い![]()
しかし、本番を午後に控えて、
みんな、たんたんと仕事をこなしていきます。
今日は豪快豚一頭分料理をご紹介しましょう。
肉と内臓を入れた豚汁(出汁はもちろん豚骨)には、大量の冬瓜投入。
煮崩れないように大きく切ってあります。
そこへ味噌と塩を適当に投入。
(煮詰まって濃くなるので、この段階では薄めに。)
塩は米原の海水から作った、手作り塩![]()
(すごく味のある美味しい塩でした)
冬瓜に火が通って柔らかくなったら、大量の結び昆布も投入。
(その写真は撮れなかった)
もう一つの小さい鍋の方は「チーイリチー」という料理に。
これは人が大勢集まる行事などで、豚や山羊などをつぶした時だけの特別料理。
新鮮な血に、生姜・酒などの調味料を加えて、肉や内臓を茹でたものにからめます。
この時点では、血の色がおどろおどろしいですが、
鳴き声以外は全部食べると言われる沖縄の人ですから、
捨てるところはほとんどありません。
自分達で世話をして育てた豚ですから、
大切に全部いただきたいのが心情ですよね。
各テーブルにオードブルと、丼いっぱい
のチーイリチーが置かれます。
私は出たり入ったりして、ゆっくり座っていられなかったので
豚汁の画像がありませんでした。
舞台では余興とスピーチが順に繰り広げられました。
最後はカチャーシーで盛り上がり。
来賓の市長さんも、すごい笑顔で踊ってました![]()
そして終了後は、果てない打ち上げに突入であった。
開拓一世のオバー達から、開拓四世(?)の幼児まで参加して
歌って踊った祝賀会でした。
今回は内地からの移住者も、沖縄民謡を踊って盛り上げました。
これはこの村では初めてのこと。
開拓村も、新しい時代に移っていくのでしょうか。
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