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2011/12/01

沖縄の事情

沖縄のローカルニュースで、米軍人・軍属による女性への暴行、タクシー運転手への殴打・料金踏み倒し、酒酔い運転&ひき逃げなどの交通事故、傷害事件などが報道されるのは珍しいことではありません。
これらの米軍に対する苦情や改善要請を始め、防衛全般に関係するのが沖縄防衛局です。

沖縄県民は新しい基地を、これ以上県内に作ることに反対しています。
辺野古に新しく基地を作って、普天間基地を移転させることにも当然反対してます。
(そもそも普天間返還のはずが、いつのまにか普天間移転にすり替わった)

民意とは別に、民主党政府は「県民の理解を得て」辺野古へ移転する方針は変えません。
その政府の計画に、まず必要になる環境影響評価書を作成するのが防衛局で、その最高責任者が局長です。

この一両日大問題となった局長発言ですが、
この発言から類推して、容易に想像するのは「工事する前に悪影響があると書くか?」です。

米軍基地のある東京や神奈川などに対する態度とは、防衛省や政府の姿勢は明らかに違うのではないでしょうか。

「中国が欲しいと言えば、尖閣諸島は差し上げればよい」という外務大臣発言が週刊新潮誌に載ったのも最近です。

よく戦後60年以上、沖縄の人々は米軍基地問題に耐えてきたと言われます。

アメリカの9.11以降の10年間に、イラクとアフガン戦争での死者は(テロを含めて)20万人と言われています。
一方、わずか3ヶ月足らずの沖縄戦の死者は少なくとも20万人以上です。
今も不発弾があちこちから次々と見つかります。

そして戦後ずぅっと在日米軍の約75%が狭い沖縄にあり、
冒頭のような状況の中、生活しています。

                byゆうゆう




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