国際機関が乗り出す
(*期待度の高さから、ネット上に誤訳によると思われる誤情報が出回り始めたので、訳を追加しておきます)
(以下記事一部訳文あるいは要訳)
原発避難区域の動物関連で
「国際動物福祉基金(IFAW)」という団体が5/2-3と、日米の専門家や環境省などといっしょに
「放射能汚染地域の動物レスキュー」についての緊急会合を行う。
(報道はこちらの英字サイト)
これまで世界には放射能汚染された動物に関するデータがほとんどなく
救助に関する基準などもない状態なので、
この会合の目的は
「放射能汚染された動物のモニタリング、避難、治療に関する方法マニュアルを準備することである。それには被曝、動物生理学、動物行動学、動物レスキュー技術、動物除染、動物シェルター、畜産、野生生物居住地、リハビリ、携わる人間の安全も含む。」
IFAWの災害部長であるDr.Greenは
「日本が放置して、1ヶ月以上も十分な餌も水も与えられず、危険レベルの放射能にさらされている動物達から目をそむけることはできない。」と言っている。
そして会合では同時に避難地域の動物に対する緊急提言を日本の省庁に行う予定。
「20-30km域に給餌ポイントを作る。獣医に除染技術訓練、計画避難区域に輸送車両配置、避難動物流入にそなえたシェルター準備」。
米国で行われたある災害調査によると、いったん避難した人の30%がペットを救う為に、避難した地域に戻るという。(訳注:今回の原発避難の統計ではない)
「安全に除染できる動物達を避難地域から運び出し家族の元に返すことで、生命を危機にさらして危険区域に戻る人々の数をかなり減らせるだろう。」とDr. Green。
(以上↑記事内容部分訳)
しかし、この「安全に除染できる」という観点が、封鎖された20km圏内の動物には不利に働かないか?
多くの人が、20km圏内のレスキューについてIFAWに期待しているようだが、この記事を読む限りでは、「目をそむけることはできない」が意味する行動については不明。
彼らは日本政府以上に危険区域を広く考慮している米国人なのだから、
もしかしたら、20km圏内は人間が安全に救出できる範囲を超えている、と考えているのではないだろうか。
給餌ポイント設置も20-30km域と限定されている。20km以内ではない。
どうなるのか?
何か行動してくれるのか?
期待はあるが、過剰に想像して、勝手にがっかりするのは避けたい。
これを書いておくのは、もしかしたら日本のメディアではこの会合が黙殺されるかもしれないから。
というか、日本の省庁が黙殺するんじゃないかという危惧。
「話は聞きました。上と相談します。」でお終いとか。![]()
個人が必死でがんばっているのに、政府が黙殺するんだろうか。
この場合、黙殺は文字通りの意味である。
下記ブログには、まさに黙殺されている動物達の声が。
*被災ペットの消息探し
探している人も、保護した人もチェックを!
Googleアニマルファインダー
被災地動物情報のブログ
レスキュー予定、保護動物、迷子など様々な情報が載っています。
*ネット環境のない避難所の方、これから避難される方に、
ペットを置き去りにせず、助けられる方法があることを教えてあげてください。
「ペットと避難する」情報まとめ記事はこちら
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コメント
毎日毎日被災地の動物を思うと胸が張り裂けそうです。
日本政府は動物に対する意識や考えが思いっきり後進国であることが、今回はっきりしたと思います。もちろん人間への命への考え方が問われています。
恥ずかしい、と思う。
そして犠牲になった動物や畜主さんたちのことを思うと無力な自分が悔しくてならないです。
投稿: ぽん母 | 2011/04/22 23:34
本当に大変な事態な、多くの動物達。アンナの、二子玉川里親会の、二子通信に、
首相官邸ホームページのアドレス、そして、動物達の救命支援について、メールを、送ろう、が、あり、黙殺されても、やらないよりは、よいから、希望を書いて送りました。
こうてい疫、鳥インフルエンザ等、あまりに、動物を、殺し続けた結果,この大災害が、きたように、思いました。
病気にも、なっていない動物を、見境もなく、無視。
きの遠くなるようなことだと、言ってるひまに、助けられる動物は、メディアなど、をとりあえず、通して
疎開させたり、考えて欲しいですと。
多分、外国の力を、かりないと、日本は、いつもだめですね。友愛精神を訴えた方は、どこに、ひそんでるのですかしら。
投稿: アンナのママ | 2011/04/23 09:56
>ぽん母さん
震災以前から、すべての動物達を助けることはできないわけで、
いちいち無力感を確認するのも疲れてきますが、
今回の件は、さすがにこたえますね。
おっしゃる通り、まさに人間性軽視がそこに反映されているのです。
原発の存在自体、事故対応、避難地域住民への対応、すべてが命や人生を軽んじています。
それより大切な物があると政治家や企業は身をもって表しています。
これだけの犠牲に対して、他の日本人が今後どういう選択・行動をしていくのかが問われているのではないでしょうか。
>アンナのママさん
メール発信ありがとうございます。最近は各部署の電話番号も回っていて、メールより電話の方が効き目があるらしいとも聞きました。
この大災害が罰としてあるなら、霞ヶ関と永田町限定で襲って欲しかったと思います。
日本という国の未来を消しかねない原発対応にすら、外国の力を入れるのを躊躇う政府が、動物対応に外国の力を借りるかどうかは、はなはだ
疑問ですが、今は誰の手だって借りたいですよね。
そうそう、犬好きの友愛精神の人は、どこでどうしているのでしょうね?
お金もたくさんお持ちなのに、やはり黙殺派なんでしょうか・・・
投稿: 藍mi-goro | 2011/04/23 20:53