「はやぶさ」と日本代表
昨夜のW杯日本代表戦は、深夜にも関わらず50%近い視聴率だったとか。
すごいですね。
正直言って、あまり期待していなかっただけに
喜びは大きかったです。
私の予想では(出たぞ、にわか予想屋)
オランダVSデンマークを見ましたが、
でもデンマークとは引き分けに持ち込めれば、
決勝トーナメント出場の可能性が見えてきたと思います。
目が離せないですね。
その前日に、胸を熱くしてくれたのは
小惑星探査機「はやぶさ」の帰還でした。
夜の11時ちょっと前に、はやぶさは7年間の宇宙の旅の末
地球の大気圏に突入して燃え尽きました。
でも、その前に、小惑星の物質が入っているかもしれない
わずか直径30cmのカプセルを発射して、研究者に無事届けました。
ミッション・コンプリート。
その様子をNASAが美しい映像にしてくれました。
左上の大きな光が燃え尽きてバラバラになっていく「はやぶさ』本体。
右下の小さな強い光が、放出され地表に届けられたカプセル。
当日ネットで生中継もされました。
カプセル回収班のスタッフの方達が向けたビデオカメラに写った姿は
素人の、中心から外れた映像でしたが
それだけ本物で、涙が出るような感動でした。
2003年5月に発射されて以来、遠い小惑星まで旅をして
表面近くまで降り、資料採集をして
地球へ帰ろうとしたところで
通信系統は壊れるわ、エンジンは壊れるわ、波瀾万丈。
それでも無限に広い宇宙の中で、再び地球を目指し、
予定より3年も遅れての地球帰還。
そして広い地球の中で、予定到着地にピッタリ。
予定到着時間に遅れること、わずか数分。
当日のスタッフによるカウントダウンから2分も遅れなかったんですよ。
ものすごい精密度。
日本のロケット界の技術の高さを世界中に知らしめました。
観測ロケット使い捨て時代よ、さらば!
長年にわたるプロジェクトスタッフの皆さんが
はやぶさの帰還前に想いを記したメッセージ集があります。
これが、また感動。
私のような、にわかファンでも泣けたんですから
ずっと関わって来られた方はどれほど万感迫る想いだったことでしょう。。。
判子押してるだけの役員だか理事だかに何千万円も使わないで
こういう現場で必要な物資や人材に、きちんと予算が回るようにすれば、研究だけでなく、日本のためにも、国民のためにもなるでしょうね。
がんばってる人達を見ると
どうも最終的に思うことがいっしょになってくる今日この頃。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント