大相撲八重山場所
きのう・今日と二日間、石垣島で大相撲の巡業がありました。
入場券は1万円前後で、ここではびっくりするような高値。
時間は6時間で、稽古から取り組みまで盛り沢山の内容。
いわゆるます席という4人一組の入場券中心で、一人席はどうしようか迷っているうちに売り切れてしまいました。
なぜ迷ったかというと、私は相撲が特別好きなわけではなく、お目当てのこの人が来るか来ないかわからなかったからです。
それに6時間もすわって相撲を見ているなんて私には無理そうだったし。
で、いよいよ朝青龍が石垣まで来ることが確実になって、私が選んだ手段は”ボランティア”でした。
新聞で募集があったので、すぐ電話しました。
「当日、1時に会場に来てください。」
「事前に打ち合わせとかないんですか?」
「特にありません。」
石垣島らしいユル〜〜イ感じなので、あまりキツイ仕事だったら途中でギブアップしてもいいかな?なんて、こちらもユル〜〜イ感じで行きました。
女だから、売店か食べ物関係の可能性大かと、エプロン・手袋など持参して1時に会場へ。
3人ぐらいのボランティアが来て、主催者が
「まだ腕章とか来てなくて、仕事は会場内の入り口で座っててもらうぐらいです。開場が3時なので、3時前にもう一度来てください。」
これで「なんですと!」と怒っていては島で生きていけません。
1時には観客のお年寄りもすでに集まってきていました。
その中に知り合いのご夫婦もいて、挨拶をしに行くと、オバアチャンの方が
「相撲を見るのはジイチャンだけで、私はその間用事があるから、6時に迎えに来るサ。あんたがいてよかったサァ。じゃあ、頼むね!」
「ハァ・・・」ジイチャン連れて、あと2時間つぶせるか?
結局、数人のお年寄りが1時に集まってしまったので、主催者もロビーに入ってもらえるようにしてくれました。
私も託されたジイチャンにロビーの椅子に座ってもらって、やれやれ。
他のボランティアの方と近くのカフェでコーヒーを飲んで時間をつぶしました。
2時半頃戻ると、「女性の方は売店お願いします。」
想定通り。エプロンして準備万端。
で、結局この計画が大当たり!
売店の前は力士の通り道。
しかも、少し客足が減れば交代で会場内で見物もできました。
そして、私の座右の銘(?)「念ずれば通ず」「求めよ。さらば与えられん」
ダッハッハ!
私は平均より小さいので、ツーショットと言っても、はみだしてますが、やりました
十代の頃から磨いたミーハー魂が、いつどこへ走るべきかを教えてくれるのです。
えぇ、もう、本能としか言いようがありません。
お店の人には「すみませんが、朝青龍が来たら、私、走りますから!」とあらかじめ言っておきました。
ほとんど6時間立ちっぱなしで疲れましたが、それを忘れるぐらい楽しかったです。
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コメント
ボランティア!!!!!
その手があったか!さすが賢いです。
次回も来るかなあ。
そしたらボランティアやろっと。
試合はいいから、あのお笑い風前座(なんていうんだっけ?)だけ見たいの。
投稿: あおうみ | 2008/12/20 21:26
笑わせていただきました!!!
で、一人で笑うのがもったいなくて・・・
声を出して読んでいたら、そばにいた娘も笑いだしました!!!
ボランティアって使えるなぁ~!!!
投稿: さ | 2008/12/20 22:22
>あおうみさん
私は落ち着きがないから、働きながら見るぐらいがちょうどよかったです。
「初っ切り」は柄の悪い中学生のケンカみたいでしたが笑えました。(私それもしっかり見てるし!)
>ささん
そんなにおもしろいですかぁ・・・?
おつり計算とか久しぶりにいっぱいして、いい頭の運動になりました。
もちろんミーハー魂も満足しました。
投稿: 藍mi-goro | 2008/12/21 20:35
スモールサイズでその八面六臂、いつも感心させられます。四面楚歌の横綱に向けられるまなざしには、犬へのスタンスと一脈通ずるものがアリマスナ。
ちなみに私は安念山が、ごひいきです。若死にした若羽黒でなく、羽黒山を継いで一連の双羽黒監督不行き届きな話題を呈したころは、今の大ちゃんを連想させなくもない。顔は、ちゃんばらトリオのリーダーに似ています。
黒紋付連中には、バルトのキンパツを受け入れる懐がほしいですね。
新年早々伺いますので、よろしくお願いします。
投稿: 小川茂 | 2008/12/24 12:35
>小川さん
朝青龍は一人横綱で無敵だった時からのファンです。なんでこんなにいじめられるのか不可解。その分、声をはりあげて応援しました。
外国人力士も数名いましたが、みんな同じに見えてしまいました。金髪でもいいのにね。
棒を集めておきます。
投稿: 藍mi-goro | 2008/12/24 15:54
ちょっと気になっていることを、この場をお借りして書いておきます。この何ヶ月というもの朝青龍三場所ぶりの復帰に関して、進退がかかるという冠詞が気になります。最近では彼の近況を伝える小さなベタ記事にも、約束事のように四股名に被せます。
これは黒紋付(思いつきの造語)のご機嫌に敏感な運動部記者の、外堀を埋めようという魂胆でしょう。ピアのチケット販売がかえってガス抜きに使われるように、相撲茶屋からして一旦買い占めた桝に弁当お茶を付ける不明朗な公認ダフ屋制度ですから。
部屋に属さないフリーの相撲レスラーが花道を逆走してマイク・パフォーマンする……。初場所後に持ち上がるやもしれぬ廃業劇は21世紀相撲界の夜明けかもしれない。屁のツッパリ青年の道を追うとは思われない。ミーハー魂の本番は、これからです。
投稿: 小川茂 | 2008/12/24 21:36
>小川さん
ご指摘の点は私も非常にイライラと気になっています。相撲協会についても、マスコミについても、いいたいことはたくさんありますが、長くなるのでやめときます。
ただ今回実際に大相撲を見て、形としての伝統はあるので、これはこれで残すべきか、と思ったりしました。ただ力士達の礼儀などはまるでダメでした。相撲協会の堕落だと思います。
投稿: 藍mi-goro | 2008/12/25 17:49