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2007/12/27

落胆と納得

以前にもお知らせした、沖縄での「集団自決」に関する教科書検定問題。
きのう、結論が出されました。
「強制」という言葉は復活しませんでしたが、より細かく当時の状況を説明したりするなど、関係記述が増えた面もあります。
日本政府の得意な、表現を工夫してどっちともとれるようにした、でしょうか。

県民大会実行委員会は、この結果を「80点」としています。
石垣市市長は「不満と怒りを覚える」と批判しています。
結果に対する温度差は、あらゆる問題と同様、立場や考え方によって違うでしょう。

詳しい記事・解説はこちらへ

私が注目したのは、この知らせが”号外”として集団自決の現場である渡嘉敷と座間味両村には配られた、ということです。

沖縄の小さな離島から大きな声を挙げたことで、一定の変化が生まれたことは、間違いないようです。
願わくば良い変化となりますように・・・

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コメント

やっとメールが送れました。ほんとはね、昨日の記事にも、熱い思いを書いたのだけど、送れませんでした。私はあの「僕たちのおじいやおばあがうそを言っていると言うのか」という高校生の言葉がずっと胸に残っていて、思い出してもウルウルなのです。ちゃんとやったことは認めようよ。それからでなきゃ、次のステップは無いよ、と思っている。ヤフーの掲示板を見たりしたけど、怖くなってしまった。この問題に関してもだけど、私はこの国あんまりすきじゃないみたい。ここにいるけど。いるだけども疲れた感じがします。

投稿: 陽子 | 2007/12/29 11:53

朝日新聞12月29日の「声」の欄に、かって沖縄で生活していたという青年が「歴史認識についての大切さ」を訴える投稿が載っていた。大東亜戦争に対する日本政府の失敗は、反省をして、それを国民に伝えることを怠ってきたことだと思います。戦争の実体験のない私が、勉学と想像力を持って、反省と根本対策を家族・親族・友人に伝えなければならないと思っています。去ってゆく友人もいますが、仲間の5%以上に共感を得られれば、この「沖縄集団自決」の問題も本土の人々の認識が変わり定着すると信じています。この問題に限りませんが、一人一人が出来うる範囲で行動することだと思いますね。

投稿: 仲沢 | 2007/12/29 16:38

>陽子さん
「ちゃんとやったことは認めようよ。それからでなきゃ、次のステップは無いよ」
おっしゃるとおりだと思います。なぜ事実を事実と認めることができないのか?だから未だに薬剤肝炎でも同じことです。ギリギリまでなんとかして責任をとりたくない、謝りたくない、できれば人のせいにしたい。
ずっとそれがこの国のやり方ですよね。
確かにいるだけで疲れるかも・・・

>仲沢さん
「政府の失敗は、反省をして、それを国民に伝えることを怠ってきたことだと思います」
これも↑の陽子さんとほぼ同趣旨でしょうか。
それが問題を掘り下げることもなく、批判にもならない悪口で人を貶める現在の無責任な一般大衆を生み出したのだと思います。
自分に出来ることを小さくてもやっていくしかありません。

投稿: 藍mi-goro | 2007/12/29 19:10

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