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2007/07/10

生き物の住処

Photo_119大きなイソギンチャクの真ん中にピョコッと顔を出しているカクレクマノミ。
アニメ映画「ニモ」のモデルです。
それがこの魚種の災難の始まりでした。
この魚はこのイソギンチャクと共生するので、
このイソギンチャクを見つければ、このクマノミを見つけることができました。
近くの海にはたくさん、あっちにもこっちにもいました。
でも、今はほとんどいません。
イソギンチャクがあっても、カクレクマノミだけいません。
人間が次々と獲るからです。
海でさらわれて、水槽に入れられたニモが、必死で海に逃げ出す映画を見て
「ニモを水槽で飼いた〜い」と思う人が後を絶たないようで。

中にはイソギンチャクごと獲る人もいます。
イソギンチャクが付いているサンゴごと、ガンガン割って獲っていく人も。
もちろんこれは沖縄県の条例違反です。
もうじき国立公園に指定されるので、もっと違反になります。

先日、オカヤドカリの写真と記事をアップしました。
その後、オカヤドカリをペットとして飼育するのがはやっていると知りました。
プラスチックケースにおもちゃのように入れて売っているとか。
最近オカヤドカリの数も極端に減っている理由がわかりました。
残念ですが、アップした記事はすぐに削除しました。
クマノミのいる海やヤドカリのいる丘に行けないから、
好きでたまらないから、手元で飼育していつも見たい、
と言う気持ちもわかります。
でも野生のものを根こそぎ獲らないでほしいなぁ、と私は思います。
住む場所と、ある程度の数を残さなければ、
もう、まるで、いなくなってしまいますから。

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コメント

初めまして。。地元の方ならではの情報がいっぱいでいつも拝見させて頂いておりました。

先日石垣島に遊びに行きオオヤドカリの初めて見てスゴイ !と感激し後日こちらの記事になっていたので「へえ~あれはオオヤドカリっていうんだ~」と関心し・・・後日そのページを主人に見せようと思い探しても・・・無い!無い!私の幻だったのかしら・・・ボケたのかしら・・・と思っていたら・・・こういうことだったのですね。

クマノミにしてもオオヤドカリニしても本当に残念です。。私はこういう者は自然にあってこそ美しいしすばらしいとおもうので・・・。初めて宮古島に行ったのが10年程前その時沖縄の海に感激して以来毎年沖縄に行きますが。。クマノミは本当に減ってしまいましたね。。。それ以外にもさんごや海の水も少しづつ・・確実に汚れていくような気がします。

私も観光客で海を汚している一人なのかもしれませんが・・・でもやはり美しい海を見にわざわざ高いお金を出して行くのだからこそ、いつまでも美しい海を大切にしたいと思います。。

これからも・・・石垣島だけでなく旅行に行くときはなるべく自然を汚さない様に気をつけたいです。

投稿: ぶりぶり | 2007/07/12 12:54

ぶりぶりさん、はじめまして。
幻の(!)オカヤドカリの記事を見てくださったんですね。ありがとうございました。
そこに住んでいる人間が気をつけないと、自然はどんどん壊れてしまいます。できることから、こつこつとやっていきたいです。まずは獲らない、かな。
ぶりぶりさんのような意識を持った方が増えるといいです。
また遊びにいらしてくださいね。

投稿: 藍mi-goro | 2007/07/12 13:18

この記事へのコメントは終了しました。

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