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2007/01/24

長女みなみの場合

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我が家の長女みなみが初めて現れたのは、2001年1月1日の夜7時。
真暗闇の中から突然現れた黒い大きな犬。ベージュ色の子犬を1匹連れていた。
翌日その母犬は悲しげに「きゅーんきゅーん」と鳴きながら隣家の回りをぐるぐると走り回っていた。明るいところで見ると息をのむほど無惨に痩せこけている。隣人に聞くと「子犬はうちで飼えるけど母犬は大きすぎて無理」とのこと。
「犬は俺の天敵だ」と常々言っていた夫も心動かされ、私達はその日のうちに母犬を引き取ることを決めた。
初めて犬を飼う私たちに、隣人は「ずいぶん汚れているから明日シャンプーをしてからに」と言ってくれた。
私たちはあわてて犬の飼い方の本と首輪・リードなどを買ってきた。

飼ってみたら、基本的なしつけは既にされていたし、どうして捨てられたのか理解できないぐらい、賢くて美しい犬だった。
早々に親ばか全開になった私たち。
年月が経つごとに、みなみへの愛情は大きくなり、「みなみと24時間いっしょにいたい!」という夢を叶えるために私達は現在の家を建てた。
プライベートスペースは犬と生活しやすいように、間取り・内装すべてを考えた。

今はもう、みなみのいない生活は考えられない。
妹弟が増えたとしても、我が家ではみなみが一番。
でも、みなみももう若くはない。
成犬になってから出会ったので、正確な年齢はわからないが、去年獣医さんに「推定8才」と言われた。1日でも長くいっしょにいられるように祈るばかり。

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