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2009/10/15

サシバ調査

相変わらずrainがひどく降ったり、ちょっと降ったり、ちょっと止んだりの石垣島です。

きのうは”サシバ”という鷹の渡り状況の調査に出かけました。
(私はほんのお手伝いで)

1
この天気の悪さをご覧ください。
どんより低くたれこめた雲。小雨でけぶっています。海も大荒れ。
暗いですが、まだ午後3時過ぎです。
Photo
目を転じると、カラ岳という小山(丘)があります。
現在、ここは新石垣空港の工事中。山頂付近に動く物が。
2
山を削るために重機が何台も登っています。
土砂を運ぶ大型トラックが、ひっきりなしに行き来。
この山を毎日見て暮らしてきた人々には、心傷む眺めでしょうね。

渡り鳥が、このカラ岳付近を通過することが多いので、ここで一定期間、毎日数時間渡り鳥の種類と数を調査します。
でも悪天候が続いているので、例年に較べて数が極端に少なく
鳥たちが天候の回復を待っているのか、ルート変更をしたのか、など推測されています。

きのうも強風と雨が止まず、最初は車内から観察。
雨が小止みになると、外に出て、どこかに鳥は飛んでないかと空を見渡します。
雲がたれ込めていると、雲の上を飛ぶそうで、そうなると姿は見えません。
じっと立っていると、もう寒くて寒くて!
気象庁発表の気温は25度ぐらいというのですが信じられません。
体感気温は15度ぐらい。
もちろんそのつもりで厚着していったのですが、もう冷えるsweat01

鳥は全然まるで飛んでこないし、私は耐えられず「車から見ます!」とギブアップして、おとものケンといっしょに車内に。
ケンはそれまで「あっち行く!こっち行く!」とあたりを落ちつきなく動いてました。
車内に入ってしばらくすると、私をジッと責めるように見るのです。
そして外にいるもう一人の調査員さんをジッと見ます。

「わかった。わかりました。外に出ますよ。」

ケンを外に出すと、ダッと調査員さんの所に走っていきました。
1_2
ケンたら・・・何ておりこうなのでしょうか・・・(私よりcoldsweats02

この後1時間ぐらい、ケンはここからまったく動かず、調査員さんの足下に座り続けました。
2_2
風でケンの耳がパタパタ立ってます。

ケンを抱っこして暖を取ったりしながら、午後5時までがんばりました。
チョウゲンボウという小型の鳥が3羽ほど見られただけでした。

 

今日も同じ時間に同じ場所でがんばります。
調査員ケンにおともしてもらうか、新人コン太にがんばってもらいましょうか。

きのう私が丘の上で震えていたのと同じ頃、
西表島でシーカヤックが転覆して行方不明者2名が出ました。
西表島も天候は石垣島↑と同じ。
荒れた海、ものすごい強風、時折たたきつける雨。
なぜあの悪天候の中、出発したのか・・・??
時間が限られて「どうしても今日しかできない!」という観光客の方の気持ちはよくわかりますが
人間は自然の力にはかないません。海での事故は命にかかわります。
ショップも事故を起こしたら終わりですから、慎重な判断が必要だと思います。

今日早朝、行方不明者の一人は無事救出されました。
あと一人も早く発見されますよう願います。。。


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コメント

 ふだんは、走る、食べる、遊ぶ、とゆう変化のない生活の
ケンですが、いつもと違う環境では、「ボク何をするのが一番
いいの?」とケンなりに考えます。かしこい。かしこい。

 う〜ん、親ばか。

投稿: ゆうゆう(藍) | 2009/10/16 11:42

 石垣に到達するのは今の時期なんですね。
 野鳥の観察は、風の通る場所でじっと我慢なので、すさまじく体が冷えます。レッグウォーマーと保温ボトルのコーヒーが必需品ですよbearing

 サシバは小型(都会で見られるハシブトガラスよりひとまわり小さい)の鷹で、日本で繁殖・東南アジアで越冬します。秋は大集団で渡りをすることで知られています。
 最近は、里山や水田の荒廃で、繁殖環境が急速になくなり、オオタカより絶滅が心配されるとまで言われます。

 有名な観察場所は、愛知県渥美半島の伊良湖岬です。
 ここ関西では9月末くらい。中国地方に向かってではなく、淡路島を通って四国へ向かいます。
 本土南端を飛び立つのは10月初旬、鹿児島県大隈半島の佐多岬で観ました。

 7年位前、電波発信機をGPS追跡した東京大学の調査で、同じ個体は同じルートを、ほぼ同じ日程パターンで通っていることが明らかになっています。
(ちなみに春と秋のルートは全く異なります。)
 佐多岬でも、台風に遮られて山じゅうにサシバが鈴なりで待っている姿を、知人が見たそうです。
 はるか何千年も、本能に導かれ命がけでこのルートを使っているので、目先の都合で急に方針を変えられるものではないと思います…。
 地理的条件もありますが、高く飛ぶときは塵にしか見えないほどなので、見逃しているのかもしれませんよ。

 それもこれも、在日米軍がレーダーを平和利用させてくれれば、あっという間に解明される、とも言われてるんですけどね…despair
 って、長文で失礼しましたm(_ _)m

投稿: はじろこち | 2009/10/17 11:41

>はじろこちさん
詳しい解説をありがとうございました。鳥類観察をしていらっしゃるのですか?
二日目はあったかいショウガ湯を保温ボトルに入れていきました。
今日まで調査は続いていたのですが、とうとうゼロでした。
石垣島に来るサシバはここで夜を過ごすので、例年は何百何千の単位でこのポイントからもう少し奥の山に行って、そこで降ります。
宮古島に泊まる群れは、石垣は通らず遙か洋上を台湾に向かうそうです。
今日は、やはりルートは変わらないだろう、という話でした。そうすると見逃しているか、観察時間外に来ているようです。
今朝十数羽の目撃がありましたから。
今回の調査はWWFの依頼で行った調査で、おそらく来年以降も続くようです。もちろん毎年、アマチュアの方が個人的にずっと観察は続けてデータを持っていますが。
何にせよ、自然相手の観察は忍耐と根気で勝負ですね。疲れました。

投稿: 藍mi-goro | 2009/10/17 20:39

 伊良湖恋路が浜で三脚を立てた隊列が最大に達するのは昔っから、10月10日と決まってます。通過・到着を観察するんじゃなく連中のしゅったつが見ものなんですが、石垣ではそうじゃないの?
 灯台のある先端の茂み(古山)ではねを休めてから、晴れた日に高く上昇して旋回を繰り返し、一羽また一羽と空気の川(のような気になる)の流れに乗って見えなくなる……。

投稿: 小川茂 | 2009/10/18 18:03

>小川茂さん
三脚隊列は石垣では見られませんね(笑)。
孤独な観察調査でした。
バンナ公園の観察ポイントでは、数名はいるかもしれません。
石垣ではサシバはグループで見られることが多いようです。

投稿: 藍mi-goro | 2009/10/18 20:18

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