11月最初の週末は毎年「石垣島まつり」。
これは伝統的なものではなくて、行政によるイベントです。
でも、いろいろ盛り沢山なので毎年行きます。
午後になって、うちのあたりは雨。
すぐに止まないので、「まつりはダメかなぁ・・・」と心配に。
今年は夜のコンサートが目当てなので、出る前に、まつり本部に電話しました。
「雨が降ったらコンサートはどうなりますか?」
「ちょっとお待ち下さい。」(ゲロゲロ、決めてないのかよ?!)
「小雨ならやります。あまりひどいと止めますが。」
「ひょっとしてそっちは雨降ってないですか?」
「降ってませんよ。」(じゃあ納得)
今にもまた雨が降りそうなうちを出て、トンネルを抜けたら、そこは西日がギラギラ輝く
晴天でした。(ドヒャー!)
早めに犬達の散歩とごはんをすませて、5時前ぐらいに出発。
出店で買い物もしたいから暗くなる前に着きたいので、ギリギリ。
午後5時半の会場。奥に屋根付きの立派なステージがあります。
芝生広場のまわりを50店以上の出店がぐるりと囲んでいます。
その中には、姉妹都市岡崎市の店も。
ワッハッハ!赤味噌だらけ
とうふに田楽味噌をつけた試食もありました。
うちは赤味噌はお取り寄せしているし、専属シェフはもちろん味噌カツのたれも田楽味噌もおいしく作ってくれるのですが、せっかく岡崎から持ってきて、Ms.岡崎まで来て販売しているので、私が買わないかん!と買いましたよ。
「この田楽味噌おいしいねぇ。私は名古屋から来とるもんでうれしいわぁ!」
「なあにぃ、名古屋かねぇ。」「そうなんだわぁ。味噌は名古屋から取り寄せとるんだけど、これおいしいでひとつもらうわね。」
なんて、しばし名古屋弁会話を楽しみつつ。
だが、この時、実はたいへんなことが私の足下で勃発。
混んだ駐車場になんとか車を入れて、会場に向かって歩き出して数メートル。
急に靴が壊れた
かかとから靴底がはがれて、パカンパカン。
会場で草履かビーサンを売っているのに一縷の望みをたくしていたのですが、靴底はどんどんはがれて、いよいよくっついているのはつま先だけ
下が芝生なので、いっそ靴をぬいで裸足で(靴下はいてたけど)歩き始めました。
島のいい所は、だからといって、誰もあまり気にしないこと。
でもそのままでは足が冷えるので、買い物をした出店でガムテープをもらって応急手当。
悲惨!!
もうじき暗くなるから見えないし、どっちにしても誰も気にしないからいいや。
買い物をひととおりして、もう一度中心に戻ってくると
さっきよりだいぶ人が増えてます。
石垣のこういうイベントの特徴は暗くなるほど人が増えることです。
芝生の上に、家族や仲間と丸くなってすわり、周りの出店で買ってきた飲み物や食べ物でそれぞれ宴会(酒盛り)開始。
出店のほとんどは「○○中バレー部」「八商工野球部」「△△小吹奏楽部」とか部活の活動資金を得るための父母によるもので、子供達も盛んに呼び込みをしたり手伝います。
だからそこで買い物をすることは即カンパになるので、みんなけっこう派手に使います。
同じようなメニュー(やきそば、やきとり、ウインナー、牛そばなど)が多いので、応援したいクラブの店で買ったり。
私達がこの日の夕食に選んだのは、500円の牛そば。
食べても食べてもなくならないぐらい量が多かった。
そうこうしていると夜のコンサートが始まりました。
石垣出身で活躍している、RYOEI、彩風、日出克、の3組がゲスト。
ステージから離れた後ろの方にいたら、周りはほとんど宴会モード。
会場が住宅街の中にあるためか音量も控えめでいまいち。
地面に座っていると冷えてくるので、私はウィンドブレーカーまで着込みました。
でも会場の90%は半袖でしたね。
突然客席に見慣れない人出現。
ま、まさか・・・デビルマン? 石垣に?
近づいてみると、やっぱりそうだ。

完全なコスプレ(ですよね?)。
愛想のいいデビルマンで会場中を回って、記念写真や握手に応じていました。
まさか、選挙活動じゃないよね、デビルマン。
真っ暗になって、デビルマンがでた頃には会場は満員。

そしていよいよ本日の私達のお目当て日出克の登場です。
よく聞こえるように場所も前に移動しました。
日出克(ひでかつ)は竹富島出身で、民謡や島唄とはちょっと違う音楽を追究しています。
あえてジャンル分けをすると”ワールドミュージック”かな・・・?
とにかくかっこいい音楽で、すごく良い音をだします。

日出克作「ミルクムナリ」という曲に琉球国まつり太鼓が創作エイサーを振り付けたのが、エイサーブームの火付け役と言っても過言ではありません。
島ではここ10年ぐらいの間に、小中学校でほとんどの子供がミルクムナリのエイサーを習ってますし、大人もこれを見たり聞いたりしたことない人はいないだろう、てぐらい有名な曲。
バンド演奏に途中から、その琉球国まつり太鼓がステージに加わって、演舞とともに演奏されたミルクムナリ。
すごい迫力と完成度で感動
。
まわりの宴会モードの人達もおしゃべりやめて、全員舞台にくぎづけになってましたよ。
会場中が引き込まれてました。
犬達を残していきたくないなぁ・・・と迷いながら出かけましたが、よかった。
たとえ靴が壊れてもよかった。
無事ガムテープ靴で、家までたどり着きました。
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