獣医さん事情
石垣島には意外にたくさん(7軒ぐらい)獣医さんがあります。
でも多くが家畜専門で、犬などの小動物はついでに診てくれる感じ(でした)。
午前中は牛だから、午後なら診るよとか。
みなみがうちに来た7年前には選択の余地などありませんでした。
みなみがアレルギーによる皮膚疾患ではないかと獣医さんに相談したら、「犬がアレルギーハン」と鼻で笑われ、相手にされませんでした。
(←当時のみなみ)
「オノレ〜!こうなったら私が治してやる
」と燃えて、「レトリーバー」などの雑誌で調べまくり(当時はまだインターネットは普及していなかった)、高いサプリメントを取り寄せ、フードを次々と変え、2年以上かかって、ようやくみなみの皮膚状態は改善されたのでした。
でもこの3年ほどの間に、獣医さん状況も変わってきました。
犬猫を連れてくる飼い主さんが増えたらしく(移住者が増えたことも関係あるかも)
そちらにシフトしてくる獣医さんもいくつかでてきました。
こぎれいな内装になって、PEPPYが置いてあったり、わんわんクラブのチラシが貼ってあったり、待合室ができたり。
でもレントゲンのあるところは1-2カ所しかないし、ましてやCTなんて・・・
人間用だって島には数年前に導入されたばかりですからね。
難しい手術だと飛行機で沖縄本島か内地にまで行かないといけません。
(これは人間もそうかも)
でもついに小動物専用の獣医さんが東京からいらして、ささいな親バカ悩みにも親身に相談にのってくれます。
ナツの「エストロゲン欠乏による尿失禁」にもすぐ対処療法としてのホルモンを出してもらい、改善できました。
(以前の獣医さんだったら「犬は外で飼えばいいでしょ」で終わりだったはず。)
先々月ぐらいにみなみの健康診断代わりの血液検査(心臓・肝臓・腎臓機能チェック)をお願いしたら、「今新しい医院を建設中で5月にはできるので、急ぎじゃなければそれからのほうが、より精密な検査ができます。レントゲンも入るし。」と。
では、もちろんそれからにします、ということで見送りました。
先日ワクチンを打ちに、また3匹連れて出かけました。
「先生、新しい病院はどうなりました?」
「いやぁ、それがですねぇ、工事が遅れてまして・・・7月ぐらいになりそうです。」
島では2ヶ月遅れは想定内というか常識です。
幸い、うちの子達はまだ深刻な病気も怪我もしたことがありません。
でも、たくさんのブログを読んでいると、様々な重大な病気と高度な治療法があることがわかります。どの飼い主さんも大変苦悩してらっしゃいます。
もしそうなった時に、自分はこの島でどうするか?と考えてしまいます。
イザその場になるとわかりませんが、今のところは島を出てまで治療を受けさせることはないと考えています。
ずっと抱いていけるならまだしも、そんな弱った子をひとりで飛行機の貨物室に乗せることはできません。
特にみなみは入院すらさせたくありません。
みなみの心を考えると、私達がずっと付き添っていられる方法しか取れないと思います。
それがみなみには一番大事なことだと思うので。
(↑ワクチンを静かに打ち終わって、ごほうびのクッキーをもらうところ。みなみとナツは3kgも体重がふえてました イカンイカン!体重管理は健康の第一歩だ。)
人も動物も、病気や怪我はいつするかわからないので、なるべくたくさんの情報を集め、その中で自分が取れる最善の道を模索するのでしょうね。
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元気なよもぎちゃん、里親さん募集中。
そしてわんわんクラブには続々と捨てられた子犬が・・・
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コメント
最近の動物医療の進歩はすごいですよね。でもとにかく高いので、今まで度高齢犬猫を見送った経験から、うちではPがきて真っ先にワクチン(予防)と保険(治療費半分負担)に入りました。先日mi-goroさんが教えてくれた病院はナント!歯科治療までしているそうです(矯正やインプラント!)。Pはあまりものを破壊したり噛み続けたりしないせい?か、左側の口だけあまり大きくあかないせい?か。左だけ歯石がたまっしまうので、そこで今度歯石取りをお願いする予定。これは保険が利かないし高いけど、骨、歯さえ丈夫ならかなり元気で長生きしてくれるはず!とゆう願いです。(…その分自分の矯正は先送り…
)
投稿: ぽん母 | 2008/04/26 01:42
お久しぶりです!
みなみちゃんもアレルギーを発症してたんですね~。
うちの子もアレルギーで今はご飯は手作りです。
沖縄本島だから獣医さんは多いけど、東京の犬の鍼灸師さんに通っている話しとか聞くとやっぱり田舎だなぁと思います。
あと、やはり最先端の治療は難しいですね・・・。
琉学に獣医科があると心強いんだけど。
うちももう10歳、予防が第一と思い健康診断をこまめにして健康で長生きするよう気をつけてます。
よもぎちゃん里親さん再び募集してるんですね!
またうちのブログでも案内させて下さい。
投稿: つんあ | 2008/04/26 13:48
>ぽん母さん
高度医療がありすぎるのも考え物かしら?選択の余地がありすぎてキリがないかも(犬に矯正インプラントて!)。
犬は噛まずにものを食べられるから、歯がなくてもよほど大丈夫という話も聞きました。もちろんあった方が犬的には楽しいですが。
最初に保険に入ったのはよかったかもですね。いざというときにきっと役立つはず。でもいざというときが一生来ない方がいいですけどね。
>つんあさん
うちは手作り食までいけなくて、フードを選びに選んで、あとはトッピングです。本当は手作り食が一番いいですよねぇ。。。
大学病院に獣医科があればだいぶ変わるでしょうねぇ、確かに。
よもぎちゃんのこと、どうぞまたお願いしまーす。
投稿: 藍mi-goro | 2008/04/26 17:12
島の獣医さん事情も、なかなか厳しいんですね。こちらももしマヘンドラン大王がいなかったら、昔の島とおんなじ感じかも。
もしポタンがこれから先、インドでは治せないような大きな病気になったら…てよく思います。お空のポチオ犬は日本に連れて帰って治療してあげたかったけど、検疫に時間がかかりすぎて、やっと日本に入れる頃にはとっくに死んでしまっていたし。とりあえずポタンは、日本へ行く予定はないけどいつでも入国できるように、準備だけしておいてます。私達の事情で急に帰るってこともあるしね。
やっぱりお医者さんにはできるだけかからず、健康なのが一番ですよね♪そしてみなみちゃんたちは、mi-goroドクターのそばに居るのが一番の健康法ですよね♪
投稿: クリコ | 2008/04/26 17:40
追伸。
よもぎちゃん、なかなかご縁が見つからないんですね(涙)。あんなにイイ子そうなのに~っ。
またうちでもリンクしてみますね。アクセス数多そうな週明け早速♪
投稿: クリコ | 2008/04/26 17:43
>クリコさん
離れた所に住んでいると、非常事態のシミュレーションは必要ですよね。と言っても実際にはそんなことにならないように祈るばかりですが。
人間も犬も大病せずにいけるように気をつけたいです。
よもぎちゃんの紹介またまたよろしくお願いします。できたらわんわんクラブの子犬たちも、ついでの時にでも(そんなついであるのか?
)
投稿: 藍mi-goro | 2008/04/26 21:01
島に外からの移住者が増えると島の環境も変わる、、


でも、良い事もあるんですね
チャビの狂犬は、どこの獣医さんでも直せません
投稿: 梅さん | 2008/04/26 23:32
>梅さん
確かに、良い方向への変化もあります。喫茶店(カフェ)が増えたこととか。
性格は獣医さんでは無理ですよね。
投稿: 藍mi-goro | 2008/04/27 16:15
石垣島の獣医さん事情も厳しいですね…。
バリ島もかなりのものです。。。
ちょっと、話はそれるけど…
フェブリーを日本に連れていくには?と気になったので
前に聞いた事があったのですが。。。
すんなりと、フェブリーは誰かに売って日本で新しい犬を飼えば良いじゃん!
って言われました(゚Д゚)マァー!!
そうゆう問題ぢゃないだろーーー!!!って思わず説教をしてしまった私です。
Dr.mi-goro素敵な名医ですね!
よもぎちゃん。なかなかご縁がないんですね。。。
私も、次の更新の時にまたリンクしてみます!
投稿: SUCI | 2008/04/28 11:24
>SUCIさん
ですね。島でも「犬なんてつないどいてエサやるだけだから何匹でも飼えるでしょ」とほざいた獣医がいましたよ。きっと技術はあっても愛がないんでしょうね。
そんなことを言うなんて、バリ島の獣医もそうとう
よもぎちゃんのリンクまたお願いします。
子犬たちもよかったらお願いします。どんどん数が増えてます(涙)。
投稿: 藍mi-goro | 2008/04/28 15:09